小山芳元通信2010年03月

こんにちは!新潟県議会議員小山芳元です。ホームページは都合により更新できなくなったため、ブログ開設で情報発信します。詳細なプロフィールや政治信条などは、ホームページをごらん下さい。
2010/03/28(日)
 社会民主県民連合県議団の私と若月県議の2人は、3月28日から30日にかけて、2009年12月よりプルサーマル発電の営業運転を運転開始した、九州電力玄海原子力発電所を視察しました。
玄海原発
九州電力玄海原発 4基の原子炉があり、3号機でプルサーマルが営業運転

プルサーマル発電とは
 原発の使用済み核燃料からプルトニウムを取り出してMOX燃料に加工し、既存の原子炉でもやす核燃料サイクル事業であります。
 プルサーマル用でない通常の原子炉へのMOX燃料の投入は、いつ臨界事故が起こるか分からないことから、安全性をめぐる論議は平行線のままであります。
 最終的に出される高レベルの放射性廃棄物の処理方法が定まっておらず、いわゆる「トイレなき政策」であることなどから、未完のままでの核燃料サイクルのスタートでありkます。
 全国の当該地では、国策であるとして強引に進める首長に対して、リコール運動や、住民投票条例を求める直接署名など、住民の間から強い反対運動が起きています。


全国のプルサーマル発電の状況
●九州電力玄海原発~2009年12月営業運転
●四国電力伊方発電~2010年3月営業運転開始
●事前合意成立のところ
 中部電力浜岡原発(2010より予定)、関西電力高浜原発(2010より予定)、東北電力女川原発(2015の予定)、他、中国電力島根原発、北海道電力泊原発などで計画されています。
プルサーマルimg005

新潟県の状況

 1999年に県は、プルサーマル計画を了承し、全国のトップを切って東京電力柏崎刈羽原発3号機での導入が予定されていましたが、その後、東京電力のデーターねつ造やトラブル隠しなど、一連の不祥事が続き、2002年9月に事前合意が撤回されて今日に来ています。

私の県議会での取り組み
 原発の安全性をめぐる論議と併せ、プルサーマル計画についても再三取り上げてきました。
 最近においても、平成18年2月県議会での代表質問、平成21年12月県議会での連合委員会質問、平成22年2月県議会での一般質問でプルサーマル問題を取り上げ、「本県におけるプルサーマル導入計画は、もはやあり得ない」との私の持論を展開し、知事の姿勢を質してきました。
 泉田知事は、いずれの私の質問においても、「議論以前の段階」との答弁であり、現段階ではプルサーマル導入を否定した姿勢であります。


新潟県の今後は
 M6.8(震度6~7)の中越沖地震で、柏崎刈羽原発7つの原子炉がすべて停止しました。
 限界地震動(これ以上はあり得ないとした数値)450ガルの耐震設計に対し、中越沖地震で表面が1699ガルと約4倍の震度を観測しました。
 当然、建ててはならないところに立てた原発、住民の安全を考えると、本来、廃炉しか考えられないところであります。
 しかしながら、再三の不祥事を起こしながらも被災した場所を修繕し、国もその結果を安全であると認め、地域住民が強く反対しているにも関わらず、6,7号機が現在営業運転に入っています。
 残りの号機の修繕が完成し、国が認めて営業運転に入れば、当然、プルサーマル導入が再び現実味をおびてきます。
 現に東京電力が公表した使用済み核燃料のプルトニウム利用計画では、2012年度以降、原発3~4基で利用すると開始時期が明記されており、東京電力はプルサーマル計画の導入に強い意欲を示しています。


私の運動と主張
 こうした現状と経過を踏まえ、再び柏崎刈羽原発へのプルサーマル計画の導入は、ホ県、地域にどのような影響を及ぼし、どのような課題があるのか、住民の安全を守るためにはどうすべきかなど、しっかりとした調査と取り組みを進めていく必要があることから、先進地である住民運動を学び県行政に活かすため、見切り発車した九州電力玄海原発の視察を行った次第であります。

 既存の原発の寿命は30年と言われ、そろそろ廃炉が近づいている中、一方、原発を新設するのに20~30年かかることから、今後は新増設より既設炉の閉鎖ペースが上回る状況にあります。
 国や電力会社は、原発は温室効果ガスの発生が少なく環境にやさしいエネルギーであるとしていますが、使用済み核燃料の処理には莫大なエネルギーが必要であり、環境に大きなリスクを伴うことには触れていません。 
 やはり、プルサーマル計画は止めるべきであり、脱原発を目指した新エネルギー推進しか将来の道はないと確信します。
火災海上保安庁提供
中越沖地震で被災した柏崎刈羽原発

原発福島党首と
福島瑞穂党首と中越沖地震の現地入り、東京電力か被災状況説明を受ける


スポンサーサイト

 | Copyright © 小山芳元通信 All rights reserved. |  Next

 / Template by パソコン 初心者ガイド